オスロ条約(クラスター爆弾禁止条約)

 クラスター爆弾の被害をなくすためにノルウェーの呼びかけて立ち上がった有志国とNGOが協力し、クラスター爆弾禁止条約が成立しました。2006年2月のオスロ会議で始まり、2008年12月3日に同じくオスロで調印されたことから、オスロ条約と呼ばれます。

 オスロ条約では、対人地雷を禁止するオタワ条約と同様、クラスター爆弾の生産、貯蔵、使用、移譲が禁止されています。特に特徴的なのは、犠牲者支援を締約国の義務として明文化したことと、犠牲者とは、ケガをした本人だけでなく、その家族や地域までも含むとしたことです。

 世界の約半分の国が2008年12月3日に署名しました。なんとかこれ以上の被害を食い止める道筋ができたのです。2010年2月16日に、条約の発効要件である30カ国の批准が達成され、同年8月1日に条約は発効しました。
 これから、批准国が1国でも多くなってクラスター爆弾を使う国がなくなっていくこと、大量に放置されている不発弾の除去が順調に進むこと、各国が保有クラスター爆弾を廃棄していくこと、そして、犠牲者の支援が十分にされるようになることが大いに期待されます。



 条約文は、「クラスター弾に関する条約(外務省訳)」をご覧ください。


 署名国 108ヵ国
 加盟国 100ヵ国
  ※2016年5月10日現在
署名批准/加盟
アイスランド2008/12/3 2015/08/31
アイルランド2008/12/32008/12/3
アフガニスタン2008/12/32011/9/8
アルバニア2008/12/32009/6/16
アンゴラ2008/12/3 
アンティグア・バーブーダ2010/7/162010/8/23
アンドラ  2013/4/9
イギリス2008/12/32010/5/4
イタリア2008/12/32011/9/21
イラク2009/11/12 2013/5/14
インドネシア2008/12/3 
ウガンダ2008/12/3 
ウルグアイ2008/12/32009/9/24
エクアドル2008/12/32010/5/11
エルサルバドル2008/12/32011/1/10
オーストラリア2008/12/3 2012/10/8
オーストリア2008/12/32009/4/2
オランダ2008/12/32011/2/23
ガーナ2008/12/32011/2/3
カーボベルデ2008/12/32010/10/19
ガイアナ共和国 2014/10/31 
カナダ2008/12/3 2015/3/16
カメルーン2009/12/15 2012/7/12 
ガンビア2008/12/3 
ギニア2008/12/32014/10/21 
ギニアビサウ2008/12/32010/11/29
キプロス2009/9/23 
グアテマラ2008/12/32010/11/3
クック諸島2008/12/32011/8/23
グレナダ 2011/6/29
クロアチア2008/12/32009/8/17
ケニア2008/12/3 
コートジボワール2008/12/42012/3/12
コスタリカ2008/12/32011/4/28
コモロ2008/12/32010/7/28
コロンビア2008/12/32015/9/8
コンゴ共和国2008/12/32014/9/2 
コンゴ民主共和国2009/3/18 
サモア2008/12/32010/4/28
サントメ・プリンシペ2008/12/3 
ザンビア2008/12/32009/8/12
サンマリノ2008/12/32009/7/10
シエラレオネ2008/12/32008/12/3
ジブチ2010/7/30 
ジャマイカ2009/6/12 
スイス2008/12/3 2012/7/17
スウェーデン2008/12/32012/4/23
スペイン2008/12/32009/6/17
スロバキア 2015/7/24 
スロベニア2008/12/32009/8/19
スワジランド 2011/9/13
セーシェル2010/4/132010/5/20
セネガル2008/12/32011/8/3
セントキッツ・ネイビス連邦 2013/9/13 
セントビンセントおよびグレナディーン諸島2009/9/232010/10/29
ソマリア2008/12/32015/9/30
タンザニア2008/12/3 
チェコ共和国2008/12/32011/9/22
チャド2008/12/3 2013/3/26
中央アフリカ共和国2008/12/3 
チュニジア2009/1/122010/9/28
チリ2008/12/32010/12/16
デンマーク2008/12/32010/2/12
ドイツ2008/12/32009/7/8
トーゴ2008/12/3 2012/6/22 
ドミニカ共和国2009/11/102011/12/20
トリニダード・トバゴ 2011/9/21
ナイジェリア2009/6/12 
ナウル2008/12/3 2013/2/4
ナミビア2008/12/3 
ニカラグア2008/12/32009/11/2
ニジェール2008/12/32009/6/2
日本2008/12/32009/7/14
ニュージーランド2008/12/32009/12/22
ノルウェー2008/12/32008/12/3
ハイチ2009/10/28 
バチカン2008/12/32008/12/3
パナマ2008/12/32010/11/29
パラオ2008/12/32016/04/19 
パラグアイ2008/12/32015/3/12 
パレスチナ  2015/1/2
ハンガリー2008/12/32012/7/3 
フィジー2008/12/32010/5/28
フィリピン2008/12/3 
フランス2008/12/32009/9/25
ブルガリア2008/12/32011/4/6
ブルキナファソ2008/12/32010/2/16
ブルンジ2008/12/32009/9/25
ベナン2008/12/3 
ベリーズ 2014/9/2 
ペルー2008/12/32012/9/26 
ベルギー2008/12/32009/12/22
ボスニア・ヘルツェゴビナ2008/12/32010/9/7
ボツワナ2008/12/32011/6/27
ボリビア2008/12/3  2013/4/30 
ポルトガル2008/12/32011/3/9
ホンジュラス2008/12/32012/3/21
マケドニア共和国2008/12/32009/10/8
マダガスカル2008/12/3 
マラウイ2008/12/32009/10/7
マリ2008/12/32010/6/30
マルタ2008/12/32009/9/24
南アフリカ2008/12/3 2015/5/28
メキシコ2008/12/32009/5/6
モーリシャス 2015/10/1
モーリタニア2010/4/192012/2/1
モザンビーク2008/12/32011/3/14
モナコ2008/12/32010/9/21
モルドバ共和国2008/12/32010/2/16
モンテネグロ2008/12/32010/1/25
ラオス2008/12/32009/3/18
リトアニア2008/12/32011/3/24
リヒテンシュタイン2008/12/32013/3/4 
リベリア2008/12/3 
ルクセンブルグ2008/12/32009/7/10
ルワンダ2008/12/32015/8/25 
レソト2008/12/32010/5/28
レバノン2008/12/32010/11/5


●オスロプロセス
オスロ会議


■クラスター爆弾に関する市民社会会議(NGO会合
日時:2007年2月21日 9?17時
場所:オスロ市内ノーベル平和祈念センター
参加者:35カ国から100を越えるNGO、政府代表団、国際機関関係者多数
最初にヒューマン・ライツ・ウォッチのスティーブ・グースさんから、「オタワ・プロセスと同様のダイナミックなプロセスだ。しかし、今後の発展については不明で、長い道のりになるかもしれない。」との見通しが示されました。またクラスター爆弾は、75カ国以上が備蓄しており、将来使用される可能性が大きいことから、今、規制をして将来の危険を防ぐ必要があることが述べられ、今回の会議の目的は、具体的に条約の内容を詰めたり、交渉を始めることではなく、各国の政治的意思を強化することであると、確認されました。

■オスロ会議(政府間会合)
日時:2007年2月22?23日
場所:オスロ市内Soria Moriaホテル
参加国+機関:49カ国(アフガニスタン、アンゴラ、アルゼンチン、オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カナダ、チリ、コスタリカ、コロンビア、クロアチア、チェコ、デンマーク、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、グアテマラ、バチカン市国、ハンガリー、アイスランド、インドネシア、アイルランド、イタリア、ヨルダン、ラトビア、レバノン、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、メキシコ、モザンビーク、オランダ、ニュージーランド、ペルー、ポルトガル、セルビア、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、日本)、ICRC、UNOCHA、UNDP、UNHCR、UNICEF、UNDIR、CMC
日本政府からの参加:平野隆一外務省通常兵器室長以下5名
オスロ宣言:46カ国が賛成。日本、ポーランド、ルーマニアの3カ国が不支持を表明。

オスロ会議報告.pdf

■リマ会議
日時:2007年5月23日?25日
場所:リマ・ホテル・シェラトン
参加国:68カ国。アフリカ14カ国(アンゴラ、ブルンジ、チャド、ガーナ、ギネア・ビサウ、レソト、リベリア、モーリタニア、モザンビーク、ナイジェリア、セネガル、タンザニア、ウガンダ、ザンビア )、南北米14カ国(アルゼンチン、ボリビア、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、グアテマラ、メキシコ、パナマ、パラグアイ、ペルー、ベネズエラ)アジア太平洋8カ国(オーストラリア、バングラデッシュ、カンボジア、インドネシア、日本、ラオス、ニュージーランド、タイ)、欧州30カ国(アルバニア、オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、バチカン市国、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ロシア(オブザーバー)、セルビア、スロバキア、スペイン、スイス、英国)、中東3カ国(エジプト、レバノン、イエメン)。
新たに参加した諸国には、4被害国(アルバニア、チャド、ギネア・ビサウ、ラオス)1以前の使用国(ナイジェリア)、1生産国(ギリシャ)、6備蓄国(ギリシャ、ギネア・ビサウ、ナイジェリア、タイ、サウジアラビア、イエメン)が含まれる。

リマ会議報告.pdf

■ウィーン会議
日時:2007年12月05日?07日

ウィーン会議報告.pdf 


■ウェリントン会議
日時:2008年02月18日?22日
場所:ウェリントン市庁舎
ウェリントン宣言が採択され日本政府を含む82カ国が署名しました。
ウェリントン宣言.pdf


ウェリントン会議報告.pdf

■ダブリン会議
日時:2008年5月19日?30日
場所:ダブリン市 クローク・パーク・サッカー競技場

ダブリン会議報告.pdf

クラスター爆弾禁止条約成立 JCBLプレスリリース.pdf

■東南アジア地域会議
日時:2008年10月20日?22日
場所:シエンクワン州政府会議場

東南アジア会議報告.pdf

■オスロ会議
日時:2008年12月03日?04日
場所:オスロ市庁舎

オスロ会議報告.pdf